数独からの気づき
久しぶりに数独をやった。
学生の時、数独の冊子を買ってひたすら解いていたこともあったけど、最近では全くやらなくなっていた。
[ サンデー版 ] という日曜日にだけ新聞に付いてくる付録に、迷路や間違いさがしや数独が載っている。
毎週そのサンデー版は目にしてたけど面倒で全くやる気にならなかったのに、今朝は何だか急にやりたくなって、クロスワードパズル、間違いさがしを解いていった。
そして、最後に数独。
初心者コースと腕試しコースの2種類が載っていて、初心者コースは割とすぐに解けたので面白くなり、続いて腕試しコースに取り組んだのだけど…
元々から書いてある数字が少なく情報量も僅かで全然解けない!
それでも一つずつ、あ〜でもないこ〜でもないと試行錯誤しながら考える。
タテだけ見ていてもヨコだけ見ていてもダメで、小さな四角の9マスにも着目して、あらゆる方向から見なければならない。
一度見たところでも何度も見て、どの数字が入るかな…と推理する。
一つ数字を見つけるとそれに続いて2〜3個は解けるけど、すぐに行き詰まる。
また次の数字が見つかったと思ってもすぐに行き詰まる、見つけては行き詰まる、を繰り返す。
同じ目線からでなく、少し引いて全体像を眺めるようにすると見えてくる数字もあった。
そして、ずいぶん時間はかかったけれど解くことができた。
とっても楽しかった!
終わってから、ふと気づく。
この数独へのアプローチ、今自分が取り組んでいることによく似ている!
一つの方向からだけではなく、いろんな方向から見ていくこと。
同じ所 ( 課題 ) に何度も取り組むこと( そのアプローチはその時によって違うかもしれない )。
細かい部分を見たり、全体像を引いて捉えたりすること。
様々な視点からアプローチしていくこと。
自問自答して自分自身が繰り返し考えること。
などなど…
一つ違うことは、数独には明確な答え( ゴール ) があること、かな。
自分さがしではなかなかコレ!という明確な答えがある訳ではないから難しい部分もあるけれど、でもその分、一対一の答えではなく様々な答えや捉え方があるから( 自分がどう捉えるか?だから ) それに自分で気づいていくことが大切。
何でも捉え方によって、自分が何を意識するかによって、物事って見え方が違ってくるんだなぁ…
まさか、数独でこんな気づきが得られるなんて全く思ってなかった。
いろんな意味で面白かった!
補足: シェア後にまた気づきがあったので記載。
これまで一方向でしか物事を捉えることが出来てなくて、こうと思ったらそこに突っ走る、という傾向があった。
それは子供の頃からで、一つのことに集中すると他は疎かになってしまっていた。
だからきっと自分は不器用なんだ、こんなタイプの人間なんだ…と思っていた。
けれど、私にはそういう考え方の癖があり、今までは無意識に当たり前にしてきたことだったから全然気がつかなかっただけ、だったことにも気がついた。
今までよりもまた少し広い視野で物事を捉えることができるようになったのかなぁ、と思う。