hiiragi2020’s blog

日々の気づきを綴る

特殊なわが家の話

皆さん、いつから自分の通帳を持ちましたか?

 

一般的に子どもが小さいうちは親が子ども用に通帳を作って、お年玉やらお祝いやらを貯めておいてくれますよね?

そのうちに子どもが成長したら親が通帳を渡す…というのが一般的でしょう。

成人式とか就職したらとか…とにかく成人したら自分の手元に持っておくのが当たり前、ですよね?

 

最近まで気がつかなかったんだけど、わが家はとても特殊だったようで…汗

つい4〜5年前まで、私の通帳は親が管理してました。

つまり、38〜39歳までは自分の手元に通帳が無かった訳です!

 

でも、それが当たり前で育っていたので何も不思議に思わなかった私。

ある時、講座の帰り、新幹線のホームにいる時に、生徒さんのひとりが「 私の職場に親に通帳を預けてる人がいて〜!」と話し始めて、先生も「 えっ?ウソーー!!」と言うから私も「 えーーっ?」と言っといたんだけど、、、

 

私の えーーっ?? はみんなと違って、親が通帳持ってるのは変なことなのーーーー?? でした 笑

でもその場では 「 実は私も…」 なんて言い出せるはずはなく、そのまま悶々としながら家に帰った。

それからずっと、わが家は変なのか?先生と生徒さんのあの反応からすると変なんだよね?おかしいことなんだよね?とグルグル頭を巡らせて考えた。

 

そういえばだけど、就職して少し経った頃 ( 23歳くらいの時かな )、職場の先輩と通帳の話になって、この事を話したことがある。

そしたら先輩が 「 えっ?親に通帳預けてるなんておかしいよ!」と言ってくれたんだけど、私は 「 これが家のやり方だから…」と確か答えたと思う。

その時の私には先輩の言葉は全く耳に入ってこなかった。

 

私の通帳は主に父親が管理していて、給料はもちろん、残高や毎月の使用額までしっかり把握されていた。

そして、たびたび 「 今月はちょっと使いすぎだぞ!」とか 「 ( 高い物を買ったりすると) この○万円は何に使ったんだ?」と聞かれて、そんな時は鬱陶しいなぁ、と思っていた。

自分で稼いだお金なのに、なぜ父親にそこまで言われなくちゃいけないの?とはずっと思っていたんだけど、なかなか反抗できなくて、そのままの状態だった。

 

先生と生徒さんの会話を聞いて以来、自分でもじっくり考え、そして以前の職場の先輩からの言葉も思い出したので、いよいよこれは変だ、と自覚した。

ある日、意を決して父親に言った。

「 今までお父さんが通帳を管理していたけど、これからは自分で管理したい」

すると父は、「 俺は通帳を管理した覚えはない! 預かっていただけだ」

ん? 何が違うんだろう? と思った。

父は私が言い負かされるのを分かっていて、こんこんと管理とは…の説明をしてきた。

もうそんな事どーでもいいんですけど…と思いながらも最後まで聞く。

そして、「 とにかく、これからは自分で持っておきたいから!」と精一杯頑張って訴えた結果、父親がしぶしぶ了承し、その日から私の手元に通帳が来たという訳である。

 

ちなみに、通帳で給料の額は分かるんだけど、給料明細や年金の支払い証明書なども全部父親に預けてました…

 

今思えば、かなりイターーーイ大人です、わたし。

でも何度も言いますが、この家で何の疑いも無くそうやって育ってきたので、本当に分からなかったんです…

 

先生から、こんな話なかなか聞いたことない、とビックリされました。

そうなんだ〜!と私もビックリ!!だったけどね 笑

どうやらわが家はとても特殊だったみたい。笑